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欧米が戦火を開き、ロシアが侵攻し、死ぬのはウクライナの人々

日本のマスコミ、強烈な偏向報道と都合のいい沈黙。ヤヌコビッチは金満生活の悪者で、怒った市民が蜂起したと表面的でペラペラな嘘の報道ばかりに辟易とする。TVと新聞の信頼度が世界で一番高い愚かな国民。ウクライナ情勢は大部分の脳天気な日本人が思ってるような状況ではない。

ウクライナは地下資源が多く、天然ガスのパイプラインが通る他、ロシアに隣接する軍事的要衝。世界を支配してる国境なき巨大資本と、成長著しいロシアを弱体化させようとする米国政府や戦争屋の米ネオコンからすれば、ウクライナという国は、ロシアに王手がかけれる喉から手が出るほどほしい国なのだ。だからこの彼らは親ロ派の政権を崩壊させることを常に画策してきた。

2004年、選挙で親ロ派の政権が選ばれると、米国政府から活動家が送られ、米国政府から巨額の資金提供を受けたウクライナの反政府派が不正選挙だと大規模なデモを動員して再選挙に持ち込み、政権を奪取した。これが日本では善良な民衆の蜂起と信じられているオレンジ革命の正しい構造だ。

オレンジ革命後、親欧米派が政権をとったが、付け焼き刃では上手くいかず、内紛によって自滅したため、オレンジ革命で悪役とされた親ロ派のヤヌコビッチ氏が大統領に返り咲いていた。しかし懲りない米国は再度の転覆を画策し、今年の2月初旬にあったミュンヘン安全保障会議の場で、米国のジョン・ケリー国務長官とEUの政府関係者が、ウクライナの反政府派(現暫定政府)がヤヌコビッチ政権の転覆に合意した。ヤヌコビッチ氏は正統な選挙でウクライナ国民に選出された大統領なのにだ。民主的な選挙ではなく、米国が混乱と暴力によって政権の転覆を計ったのが今回の内紛だ。

昨年から欧米の政府やジョージ・ソロスが資金提供して、ウクライナに立ち上げたテレビ局が現政権を叩きまくり民衆を煽った。デモは米国のヌーランド国務次官補などの米ネオコンから巨額の資金提供を受けた反政府派がウクライナの西側地域で大規模に動員した。ロシアがソチ冬期オリンピックで動けないのをよいことに、米ネオコンが支援するスヴォボダというネオナチ政党の武装グループが中核になって武力蜂起。キエフを占拠したのが事の始まり。

米国は自国の利益のためにこれまで多くの国で政権転覆工作を行ってきた。それはハワイの占領から世界中で繰り返されてきたこと。暴動、内戦、政権転覆、無実の人々を何百万人も殺してきたのが米国という国だ。表向きは市民蜂起として知られるオレンジ革命もまた、米国による侵略行為の一つであり、今回の武力放棄も米国の黒い歴史に新たなページを加えることになった。


キエフでの戦闘。スナイパーによってデモ隊が次々と射殺される。

市民を射殺しているスナイパーは、当初はキエフの治安部隊「ベルクート」(イヌワシ)とされていたが、EU外相のキャサリン・アシュトンとエストニア外相のウルマス・パエトの電話会談がネットにリークされ、暫定政府側が市民や警官を射殺していると話していた。

これにより米国は「新ロ派の暴力を止める」とウクライナに介入したが、真実はその口実を作るために、米国の支援を受けた暫定政府側が市民を射殺していたことが露呈した。ウクライナ市民は米国の口実のために殺されたのである。これがどういうことか分かるだろうか? なぜニュースにならないのだろうか? そして第4位の政党が市民の代表と言えるのだろうか。日本でいえば第4位の公明党が他国の支援を受けてクーデターを起こしたようなものだ。正統性は全くの皆無であり、そして暫定政権はネオナチを司法長官に任命したため、親ロ派住民に暴力を働いているネオナチの取り締まりは絶望的な状況になっている。

市街では、ネオナチの武装グループが警官をリンチし、火炎放射器や火炎瓶が飛び交う内戦状態。ネオナチや警官が入り乱れて殺し合いをしている。

この混乱が長引けば長引くほどウクライナでは血が流れ、経済は死んでいく。ウクライナの通貨であるフリブナの急落により、ウクライナの中央銀行は為替介入を諦めかかっており、巨大資本はフリブナとルーブルを大量に空売りして大儲けだろう。ウクライナの債務は多くがロシアが持っており、デフォルトになって踏み倒されるのはロシアの金だ。欧米は痛まないばかりか、デフォルトに乗じて利権をかっさらえる。石油資源を奪取するために無実の罪を着せて侵略したイラク戦争と一緒だ。

ロシアにしてみれば、貸した金を踏み倒された挙げ句、欧州へのガスパイプラインも押さえられ、ロシア黒海艦隊基地を含めた地理的な軍事的要衝を手放すことになる。米国が起こしたクーデターによる転覆はロシアとしては容認できるはずもない。無責任に人民を煽りクーデターを主導した米国の責任は非常に重い。

暴力的なクーデーターを計画し、ネオナチによる傀儡政権を立てておいて、オバマが「いかなる軍事介入にも代償」などと言うのはもはや茶番を通り越している。オバマにはまず自国のネオコンを取り締まれと言いたい。欧米のマスコミは「これは侵攻だ。許しがたい」と連呼している。頭が狂った人を見てるようだ。非難されるべきは利権ほしさに介入を続けてきた欧米だ。これはいかに隠そうとも隠しきれない事実であり、西側の巨大資本と米ネオコンが無責任に戦火を開き、殺されるのはウクライナの人々。欧米の悪魔に魂を売った人間達が私腹を肥やすために、大勢の人が死に、これからも死ぬ。悪魔とは正に彼らのことだ。

これに対して日本政府は「欧米と協力を軸に対応していく」。新聞もTVも真実は一切伝えない。忠犬ポチ公の日本政府はいつもの戦後レジーム対応。ウクライナの債務は2007年から急増しており、経済再建に必要な金は3兆円以上と言われている。このまま親欧米派の暫定政権が続けば、米国は「おい日本。また金払えよ」とお得意のカツアゲをしてくるかもしれない。欧米が利益を得て、負担は日本へ。戦後の日本で何度も何度も見た構図だ。

戦後70年経った今でも、米国による日本の植民地支配は今日も続いているけど、脳天気な日本人は日々欧米に金を吸い上げられていることも知らずに今日も真面目に働いている。独立していればこの国はもっと豊かなはずなのにだ。「助けて石橋湛山!白洲次郎!中川昭一!」と大声で叫びたい。

ウクライナに話を戻すと、元々ウクライナ人は、スターリンによって人口の1/5が餓死させられるという苛酷過ぎる過去があり、西側のウクライナ人がロシアから独立したいのは充分理解できる。

西側地域は親欧米派の住民が多く住み、多額の資金が必要なチェルノブイリがある。東側地域には新ロ派の住民が多く住み、地下資源が豊富。欧米にとってウクライナの分離は全くおいしくないので、全力で阻止したいだろうけど、ロシア軍の展開が早すぎた。

オリンピックがあるから大丈夫だろうという安易な考えがプーチンに通用する訳もなく、高速の一手でクリミア半島を掌握される結果となった。欧米は完全に読み違えただろう。彼らが得るのが非難だけだ。

プーチンは電光石火でクリミア半島を押さえた。住民がロシアを望んでいるという大義名分もある。国際社会からの批判を躱すため戦闘行為は避け全土の占領はしないだろう。それより東側の新ロ派の住民を支援しておけば、欧米が東側を押さえるのは難しく、ロシア有利に事が運ぶだろう。

まずクリミアを押さえたのは政治手腕が高いプーチンならではの妙手で、ロシア軍とやり合う訳にも行かず、西側地域だけではチェルノブイリの負担が増えるだけだ。だから米国は吠えている。

仮にウクライナがこのまま分離した場合、ウクライナ人としては、ロシアから入植してきたロシア系住民に東側を乗っ取られた挙げ句、チェルノブイリを残され、何も良いことがない。本当に何から何までひどい話だ。

もう一度書くが、今回戦火を開いた黒幕は、デモを動員し暴力で政権を転覆させた欧米であり、現在の暫定政権は米国の傀儡政権だ。今回の騒動で死んだ人間の責、ウクライナを混乱に陥れた罪は全て米国と欧州が負うべきものだが、世界は米国を中心に回っており、国際社会は本来糾弾すべき欧米ではなく、政権を転覆されたロシアへ制裁を行おうとしている。これから米国によりありとあらゆる手でロシア潰しを行っていくだろう。この世は米国が牛耳る悪の世界。



以下はTwitterに投稿したもの。公平を期すために書くと、これは親露派の友人から聞いた話であり、同じキエフに住む欧米派の住民はプーチンを非難していた。

キエフに住む友達の話1。「今日、志願者が殺到して軍の入隊事務所の場所がないというニュースを聞いた。Ha ha ha! 場所はたくさんある。だけど誰も入隊しなかった。軍は少女や老人までも登録したけど、彼らに少女を登録する権利はない。人々は平和を望んでいる」

キエフに住む友達の話2。「今、ロシアはクリミアにいる。クリミアでは賃金が上昇し、食べ物が運ばれ、学校にパソコンが支給された。Crimea happy! キエフでは賃金がカットされ、アパートの家賃が上昇し、明日どうなるかも分からない」。

キエフに住む友達の話3。米国が黒幕の件を聞くと、全てその通りと言っていた。もし国際社会が正しく機能するならば、利権を得るため武力クーデターを起こし、政権を転覆させて住民を殺した米国こそが非難され制裁の対象になるべきだが、米国は罪に問われることはない。

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