Category Archive: 音楽・アート

グレン・グールド

車の助手席に座って流れる外を見ていたら、「鼻歌聞こえるでしょ」と言われて、かかっていたピアノ演奏のボリュームを上げて耳を澄ます。確かに鼻歌が聞こえる。鼻歌を歌いながら演奏するなんて完全にイっちゃってる人だなと思いながら聞いていると、あまりの素晴らしい演奏に心打たれた。

これがグレン・グールドとの出会い。

グレン・グールドはカナダの名ピアニストで、バッハ音楽の斬新な解釈で一大センセーションを起こした演奏家。それまでピアノ曲なんて聞いたことがなく、好んで聞こうとは思わなかったけど、グレン・グールドの演奏は全く別物だった。

ピアノの音一つ一つが心の中に浸透するような演奏にすっかり虜になり、知ってから1年間、初めに聞いた1981年演奏のゴルトベルク変奏曲をひたすら聞き続けた。


Glenn Gould: Bach Goldberg Variations 1981 Studio

ゴルトベルク変奏曲は、スタジオ録音として1955年と1981年の演奏があって、どちらも素晴らしいけど、私は1981年の演奏が好き。1年経ってようやく他の曲も聞いてみたいと、音源を集め始めた。

いくつかCDやDVDを集めたものの、全部聞きたいとBOXを調べてみると、一生楽しめる珠玉のCD 80枚セットの『Glenn Gould – The Complete Original Jacket Collection』が発売当初3万円からプレミアがついていま15万。(中古は7万)

一から集めることを考えるとこれでも相当安いけど、お買い得はGlenn Gould Bach Edition。CD38枚、DVD6枚で17,000円。

ただ残念な点が二つ。中の箱の作りが雑であることと、ゴルトベルク変奏曲は小節ごとに分割したトラックとなっているため、30枚目の1981年録音の演奏においては、44分頃のVariatio 27. Canone alla Nona. a 2 Clav.の最後に一瞬の音の途切れがあり、残念に思う。これは単体でCDを持っているので、そちらから録った音源を差し替えてしまった。


Glenn Gould Bach Edition (収録曲一覧)

こんなにも多くの演奏を聴けるのはとても幸せなことだ。ピアノ曲ってみんなこんなに素晴らしいのかと、他の有ピアニストの演奏も聞いたけど、琴線には触れなかった。未だにピアノはグールドばかり聞いている。

ボイジャーのゴールデンレコード
1977年、私が生まれた時にボイジャー1号、2号は打ち上げられた。それから36年、ボイジャー1号が人工物としては初めて太陽系から脱出し、星間空間に入ったと一昨日NASAが発表した。(ボイジャー2号もあと3~4年で脱出)

この宇宙探査機ボイジャーには、ゴールデンレコードと呼ばれる銅に金メッキした金属製のレコードが積まれている。「The Sounds of Earth」と名付けられたこのレコードに、世界各国から人類の至宝とも言うべき音楽が収録されていて、グールド演奏の平均律クラビーア曲集第2巻の前奏曲とフーガ第1番ハ長調も収録されている。

ちなみに平均律の第1巻という話もあるけど間違い。ソースはこちら。ただ私も第1巻の前奏曲の方がこのディスクに入れるならば相応しいように思える。



いつの日か、宇宙のどこかで、グールドが弾くピアノが奏でられるかも知れない。

5万円のイヤホン

前回コスパが高いとの評判だけで買ってしまったので、今回はちゃんと視聴してピアノに合うイヤホンを探すべく量販店のオーディオフロアへ。


audio-technica ATH-CK90PROMK2

15個ぐらい聴いた段階で、SennheiserのCX 400-II/(白)がしっかり聴こえていいかなと。(定価で売ってたけどAmazonで3,000円)

フロアをテクテク歩いてると「49,800円」と書かれたイヤホンを見つける。audio-technicaのATH-CK100PRO。5万円のイヤホンかー、どんな音がするんだろうと視聴。

「タタタタターン」といきなり超高解像度の澄み切った音が飛び込んできて笑った。イヤホンで笑ったのは初めてかもしれない。この静けさと明瞭な音。別次元。これが5万円のイヤホンか。BA型ドライバが3基も搭載されてる。じっくり聞くと澄み切った湖にキラキラした音色が流れてるようで鳥肌が立った。

しかし高いね、5万円は。隣に並んでたのが同じくaudio-technicaのATH-CK90PROMK2。19,800円。こちらも視聴。うむ、これも素晴らしい。CK100PROと同じ方向性だ。こちらはBA型が2基搭載されててCK100PROより音圧は高め。比較すればそれは5万円の方がいいけど、3万円の差はなかったのでこちらを購入。

 

主にバッハの小プレリュード第1番で比較したけど、この2つのイヤホンがダントツに良かった。音のキレや伸び、質感が素晴らしい。太鼓はジャンル問わずリアルさがやばい。低音も出てるけど、重低音やノイジーな音楽向きではない。あとタッチノイズが多めなので移動中はSHURE掛け推奨。

買う前に念のため同価格帯の人気のBA型イヤホンをいくつか視聴した。

SHURE SE315-CL-J ⇒ 評判は良いものの印象に残らず。音量の問題か。見た目は良い。
Klipsch Image X 10 ⇒ CK90PROMK2と比べてしまうと解像度は高くない。
ortofon e-Q7 ⇒ 繊細な音だね。これも良かった。

聴いてて嬉しくなれるイヤホンって素晴らしい。

踊ろうマチルダ@鶯谷

美人様のお誘いという時点で答えは全力でYESなのだが、チケットまでいただき「踊ろうマチルダ」のワンマンライブ。バンドやってた人間が生まれて初めて行ったライブが元たまの知久さんで、2回目がマチルダさんとかどうなんだろうか。



いい声してる、味が深い。男の華があるね。最後は観客総立ちで前に押しかけて「マチルダ―」と叫びながらワイワイ騒いで来た。楽しい。「踊ろうマチルダ」になる前の「ナンシーウィスキー」になる前の「釣部修宏」時代の曲「ロシアンガールがもういない」がすごくイイ曲でもう一回聞きたかった。



アコーディオンの音に魂が乗ってて見とれてたら休憩中に姉妹に音楽ユニットチャラン・ポ・ランタンの演奏が始まった。妹もも18歳、この年にしてあの嫉みと情緒と声の厚み、姉小春のアコーディオンは一流、そして半開き。最高だ。

すごく楽しかった。帰りは近所の中華屋さんでピータンと餃子でご満悦。3回目のライブは誰デソウ。

なぜか今日

また一年ぶりのスタジオ。ここ最近の過密スケジュールにより当日2時間で覚えた。



オリジナル曲「coexistence」(かぬ作詩作曲)
The birthday「なぜか今日は
ELLEGARDEN「ジターバグ
Foo fighters「Learn To Fly


The birthdayめちゃくちゃ格好いいなー。一眼で動画撮ろうと思ったら外付けマイク忘れた。打ち上げのバーニャカウダを喰いながら高2の時に作ったオリジナル曲「鼻毛」の復活を画策。

勝手にバンド紹介Death

パリパリティッシュ
Vo&Gu.けんちゃん
Vo&Gu.かぬ
Ba.いとちん
Dr.ふみ

月がみてたよ

生まれて初めて買ったCDはたまのファーストアルバム「さんだる」。20年経って生まれて初めて行ったライブがたまのヴォーカル&ギターの知久寿焼(ちくとしあき)さんのライブ。ライブで歌ったり演奏したりしたことはあるのに、お金を出して誰かのライブに行くには初めて。


客席でビール飲みながら出待ちしてた知久さん、からの演奏前にビールを飲む知久さん^^

場所:代官山 晴れたら空に豆まいて
出演:知久寿焼/ショピン/ハッピータブラボンゴ会社
壁画:淺井裕介

小さめの箱、畳のVIP席。リアルタイム進行の紙テープの壁画がアート、ボンゴの左前の女性に惚れそうになり、ショピンの歌声に癒されて「大きな花の下の人」って詞を聞いたら箱に被さる大きな花が見えて、ああいいなって、そして知久さん。

事前予習ってことでスギさんにツイートした曲の半分が当たってた。知久さんの声だ、オリジナルだ、素敵だ。綺麗な旋律、草が生えて、川が流れて、虫が飛んで、月が照らしてる。壁画の効果もあって箱が段々中南米の遺跡に見えてきた。遺跡の中で僕達は知久さんの唄を聞いていた。最高だ。

あんなナレーションのらんちうが聞けるなんて、アンコールで歌ってくれたインドネシア・ジャカルタの子供達に教えてもらったっていう「Andaikan Aku Punya Sayap」も良かったなぁ。でもやっぱり一番良かったのは行く前に口ずさんでた「月がみてたよ」。また行こう。

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